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犬猫のノミ・ダニを放置すると危険!予防と駆除の正しい方法|立川市のあまの動物病院

立川市・東大和市・小平市・国分寺市・武蔵村山市・昭島市の皆様、こんにちは。
東京都立川市にあるあまの動物病院です。
今回は、ペットにとって厄介なノミやダニについて、どのような影響を及ぼし、どのように予防や駆除ができるのかを解説します。ノミやダニはペットの健康に様々な問題を引き起こす可能性があり、早期の対策が重要です。当院では、ノミダニの予防と治療をしっかりサポートしていますので、気になる方はぜひご相談ください。

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  1. 立川市のノミ・ダニ問題について

立川市は、豊かな自然環境に恵まれた地域ですが、その一方でペットが暮らすには注意が必要な部分もあります。特に春から秋にかけては、暖かい気候と湿度の高さがノミやダニの活動を活発にさせます。この時期にペットが外に出ることが多くなると、草むらや公園、森林などでノミやダニがペットに寄生しやすくなります。また、近隣の地域で飼われている動物が感染源となり、ペット同士の感染が広がることもあります。

立川市内でも、多くのペットオーナーがノミやダニの予防に気を使っていますが、予防が不十分だったり、適切な対策を知らなかったりすることで、感染が広がるリスクがあります。こうした問題を未然に防ぐためには、正しい知識と早期の対策が欠かせません。


  1. ノミやダニが引き起こす健康への影響

ノミやダニは見た目こそ小さな害虫ですが、ペットにとっては大きな健康リスクを伴います。まず、ノミはその吸血行動によって、皮膚のかゆみや炎症を引き起こし、過剰な掻きむしりによる皮膚損傷や二次感染の原因になります。さらに、ノミが引き起こすアレルギー反応(ノミアレルギー性皮膚炎)は、痒みがひどくなり、治療が遅れると長期的な皮膚トラブルにつながることがあります。

一方、ダニはその吸血行動だけでなく、寄生することでいくつかの感染症を引き起こす可能性もあります。特に有名なのが「マダニ」によるライム病やバベシア症といった疾患です。これらの病気は、ダニが血液を吸う過程でペットに病原菌を伝播し、重篤な症状を引き起こすことがあります。

特に近年、犬猫に死亡報告例のある重症熱性血小板減少症(SFTS)も有名になってきました。SFTSはマダニに感染した際に高熱が見られます。死亡率も10〜25%と高い致死率があります。また、感染力が高いため、感染した子の涎や涙、くしゃみなどの飛沫で同居の子にも感染します。

その他にも、ダニによるアレルギー反応が見られることもあります。

さらに、ノミやダニは、ペットだけでなく飼い主にも影響を与える可能性があります。上記に記載しています、SFTSは人間にも感染します。また、マダニの吸血から人への感染だけでなく、動物から人、人から人への飛沫感染の報告もあり、人でも死亡報告があります。ノミが人間を吸血することは少ないですが、ペットから人間に感染することもあり、その結果、かゆみや発疹が生じることがあります。ダニも同様に、家の中でペットから感染が広がる可能性があるため、ペットの健康管理だけでなく、家全体の衛生管理も重要です。


  1. ノミダニの予防方法と対策

ノミやダニの予防は、ペットの健康を守るために最も重要なステップです。まず、外で過ごすことが多いペットの場合、ノミやダニのリスクが高くなるため、定期的な予防が必要です。予防方法には以下のようなものがあります。

ノミ・ダニ予防薬の使用

市販のノミ・ダニ駆除薬や予防薬には、月に1回や3ヶ月に1回の投与で効果があるものや、スポットオンタイプ、飲み薬などさまざまな選択肢があります。ペットの性格やライフスタイルに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。予防薬は、ノミは活動をする4〜12月、マダニは通年を通した使用をお勧めしております。

環境の清潔を保つ

ペットが生活する環境も、ノミやダニの予防には重要な役割を果たします。寝床や毛布、カーペットなどは定期的に洗濯し、掃除機をかけて清潔に保つことが求められます。特にダニは湿気の多い場所に多く生息するため、湿度を適切に管理することも予防につながります。

外出後のチェック

ペットが外に出た後は、毛にノミやダニがついていないかチェックすることが大切です。特に草むらや木々がある場所では、マダニが付着しやすいです。ノミは全身を動いていますが、下腹部が一番見つけやすいです。マダニは顔周辺や手足につくことが多いです。もし、ついていることに気がつきましたら、すぐに当院へお越しください。吸血している所を無理やりとると感染や炎症が広がる可能性があります。


  1. あまの動物病院で行うノミダニ予防

受付

あまの動物病院では、ノミやダニの予防に力を入れています。当院では、ペットの状態を見ながら最適な予防方法を提案し、効果的に対応するための治療計画を立てています。また、必要に応じて定期的な健康チェックを行い、ノミやダニの早期発見と駆除をサポートします。

予防薬の選択や使用方法についても、専門の獣医師がアドバイスを行い、飼い主さまが安心してペットの健康を守れるようサポートしています。さらに、ペットの体調や生活環境に応じて、最適なケアを提供しますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。


  1. もしノミダニを見つけたら?(治療方法の紹介)

万が一、ペットにノミやダニが付いているのを発見した場合、早急に対応することが重要です。

まず、獣医師に相談し、適切な駆除薬、除去方法でノミやダニを取り除く必要があります。

多くのケースでは、駆除薬や、ピンセットによる慎重な除去でノミやダニを速やかに退治することができますが、治療が遅れると皮膚に炎症や感染症が広がる可能性があるため、早期の対応が肝心です。

また、ノミやダニが原因でアレルギーや皮膚疾患を引き起こしている場合、薬用シャンプーや抗生物質、抗炎症剤などの治療が必要になることもあります。専門的な診断と治療で、ペットが健康を取り戻す手助けをさせていただきます。

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  1. まとめ

ノミやダニによる健康問題は、早期の対処が効果的です。立川市でペットのノミダニ対策にお悩みの方は、あまの動物病院までお気軽にご相談ください。ペットの健康を守るために、適切な予防と治療を提案させていただきます。